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イタズラな満月(フルムーン)
第9章 special moon1…ただ、愛するが故…
「正解…察しがいいな、相変わらずカロンは…」
そう言いながら腕の中に抱き入れたままルーペントは続けた。
「ヌエバ様から呼び出されてね」
「ヌエバ様って…まさか、…ループが跡継ぎになるって噂だけど…」
「それが現実になりそうでね。」
その言葉を聞いたカロンは、自身の前に回るルーペントの腕をそっと解いた。
「カロン?」
「就任式とかは…いつ後継…」
「そんな直ぐじゃない。それに俺は断るつもりだし。」
「何で!?皆が羨む地位だよ?それに誰それ簡単になれるものでもない!」
「俺に務まると思うか?」
「務まるも務まらないも、ヌエバ様はループが適任だって示したんでしょ?」
「俺はヌエバの地位は要らない。」
「…ループ?」
そう言いながら腕の中に抱き入れたままルーペントは続けた。
「ヌエバ様から呼び出されてね」
「ヌエバ様って…まさか、…ループが跡継ぎになるって噂だけど…」
「それが現実になりそうでね。」
その言葉を聞いたカロンは、自身の前に回るルーペントの腕をそっと解いた。
「カロン?」
「就任式とかは…いつ後継…」
「そんな直ぐじゃない。それに俺は断るつもりだし。」
「何で!?皆が羨む地位だよ?それに誰それ簡単になれるものでもない!」
「俺に務まると思うか?」
「務まるも務まらないも、ヌエバ様はループが適任だって示したんでしょ?」
「俺はヌエバの地位は要らない。」
「…ループ?」