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第4章 冬

直樹も、私を傷つけることはしないって言ってた

陸のことも、傷つけるつけないと思う。。。

ずっと、サッカー教えてたのに、知らなくて。。。

多分、男の子がいたら、サッカー教えたりしたかったんじゃないかな。。。


詩織。。。

陸は、二人で育ててきたんだよ。。。？

俺は、ずっと陸が息子だと思ってたし、これからも変わらない

陸に話す必要もないと思う

アイツに、負い目があるなら、まずは、俺に負い目を感じて？

陸を、無駄に傷つける必要ないだろ？

アイツ、陸のことを考えてないだろ？

茉莉ちゃんのことも。。。

親になりきれてないアイツに、陸を渡すつもりはない


まこちゃん？

直樹も、陸を大切に思ってるよ。。。

だから、陸には何も言わないんだと思う。。。

試合。。。

試合見てたら、二人は息がぴったりで、笑い合う顔が、似てて。。。

心が苦しかったの。。。

同窓会なんて、行かなければよかった。。。

引っ越しなんて、しなければよかった。。。

でも、逢わなければ、陸は今いない。。。

陸にとって、一番いい方法にしたいよ。。。

まこちゃん、ごめん。。。


ギュッと抱きしめてくる


わかった。。。

陸を一番に二人で、まず、考えよう。。。

二人で、ちゃんと話が決まってから、アイツとゆりと話をしよう。。。

俺と、詩織がちゃんと話をしてからだからな？


うん。。。

ごめんね。。。ありがとう。。。


それだけ？


え。。。？




好きだとも、愛してるとも、言ってはくれないの？

それとも、まだアイツが好き。。。？



っ。。。



誠、好きよ。。。？



愛してる。。。



だから、ちゃんと帰ってきたの。。。




ギュッと抱きついていく

抱きしめ返してくれると、苦しい。。。


誠。。。愛してる。。。


ふれるだけのキスしていく

泣きながら、誠を見る



詩織が求めて？



優しくキスしていく

角度を変えて、何度も何度もキスしていく


頭を押さえて、激しくキスして返してくる


はあっ。。。苦しいよ。。。？


誠を見ると唇が近づいてくる


足りないよ？


唇が重なる

苦しいキスは、後どれくらい続くのだろう。。。