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好きになった人
第5章 春ー2
両親は何もなかったかのようだった

特に、お父さんは何も言わないし聞かなかった

お母さんは、いつもと変わらない感じだ

詩織のように、感情を出したり泣いたりしない。。。

詩織に抱きしめられた感触が残っている



寂しい時は、自分で自分を抱きしめてあげて。。。



詩織の囁いた声が聞こえる

座り込み、自分を自分で抱きしめてあげる


大丈夫。。。


少し、心が満たされていく

電話が鳴り、着信を見ると、璃子からだ


もしもし?


蓮と、陸と、カラオケに行くから出てこないかと言う

さすがに、今日は誘いずらかったらしいが、渚が来れなくなり電話してきたようだ

後で返事すると、電話を切る

両親の様子を伺ってから、決めようと思った

リビングを覗くと、二人は無言だ

普通と言えば、普通かな?

お母さんにメールしてみる

家の中にいるのに、聞きに行けない自分がいる

すぐに、返信が返ってきた


遅くならないでね


一応、お父さんにも、メールしてみる


20時には帰ること


一応、了承は得られたようだ

私も私だが、同じ家の中にいるのに、メールしてくる二人は、何を考えているのだろう。。。


お母さんの声が聞こえる


...

茉莉、カラオケに行くそうよ?


知ってる


明後日のゴールデンウィーク、試合よね?


泊まりで3日は帰らないから、自由にしたら?


私も行くわ


はあ?

何で?


明後日、あなたが行く近くのホテルに、橘夫婦が泊まるらしいわ

偶然にも、詩織さんが予約したそうよ。。。

向こうで、逢って陸くんのこと、話をしたいって、誠が言うから。。。

二日目は、あなたは暇なはずよね?

予定、あけておいて下さいね?


はあ?

勝手に決めるなよ?


お互い勝手でしょう?

こうやって、偶然に逢うのも、むかつくわ。。。

詩織さんは、知らずに連れて来られるそうよ

予定、あけておいて下さいね


勝手だな。。。

詩織も、知らないなら話をきちんと出来るのか?


誠が、向こうについたら、話をするみたいよ


はあっ。。。

どうせ、決定事項なんだろ?

わかったよ

ホテルは、別にしろよ?

チームのホテルに俺は泊まるからな?


わかってます

...

え。。。

明後日、あの四人で逢うの?

何で?




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