パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第6章 夏―2

もうすぐ、夏休みだな。。。

夏祭りが近づいてくる

その前に懇談がある

お母さんは、仕事が忙しいから、お父さんが来るのだろう。。。


はあっ。。。

ため息が出る


茉莉？

たいくつ？

一緒に帰っている隣の陸が覗きこんでくる


違うって？

もうすぐ、懇談でしょう？

憂鬱。。。


ああ、懇談ね。。。

お母さん？


多分、お父さん。。。


コーチなら、何も言わないだろ？


それが、ここ半年、うるさくて。。。

塾も、家庭教師も言い出したのはお父さんだし。。。


公園のベンチに座る


めずらしいな？

茉莉が、弱ってるのも？


めずらしく、優しく抱きしめてくる


耳元で聞いてくる


今日、エッチする？


え？


めずらしく、かわいいから、したい。。。


ドキドキする。。。


うん。。。私も、したい。。。


手を繋いで歩いていく


どこに行くの？


陸を見ると笑いかけてくる


うち、来る？


え？

詩織さん、いるでしょ？


母さん、仕事始めたんだ

今日は遅くなるって、メールあったから大丈夫


そうなの？

どこで、働いてるの？


喫茶店

璃子の母さんに頼まれたらしい


そうなんだ。。。

もしかして、毎日、だれか連れ込んでるの？


心が苦しい

火曜日だけしか彼女じゃない私。。。


気になる？


っ。。。

気になるよ？


陸を見る


時々な？

茉莉も、先輩の家に行ってるだろ？


っ。。。

それはっ。。。そうだけど。。。


私は、陸が好きなのに、先輩とも別れられていない

先輩に誘われるとついていってしまう

陸を私に夢中にさせるためにも、陸が教えてくれないことを先輩に教えてもらい、陸に試している

不思議と、自分じゃない人に教えてもらったことには、嫉妬してくれる

嫉妬させたくて、先輩とも別れられていない

少しでも、愛を感じたいのだ

腕に絡みついていく


先輩と別れたら、毎日、彼女にしてくれる？


聞きたい質問だが、怖くて聞けない。。。


懇談、いつだっけ？


ふいに、会話が戻り、陸を見る


しまった。。。

出席番号順だから、詩織と逢ってしまうよね。。。？


だな。。。？

順番、かえてもらうよ。。。