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好きになった人
第6章 夏―2
教室を見ていると、お父さんが話しかけてくる


そろそろだな。。。

行くか?


車から、降りて別々に歩いていく

私は、げた箱で待つことにした

なんて、聞いたらいいんだろう。。。

陸が一人で歩いてくるのが見えた

よし、直球で行こう。。。


陸。。。?


茉莉?まだ、いたの?

コーチは?


陸を待っていたの。。。

お父さんは帰ったよ?


なら、いいけど。。。


疑いの目で私を見ている


どうしたの?


陸、話があるの。。。

一緒に帰らない?


うーん。。。

まあ、いいよ?

コーチは、帰ったんだよな?


詩織さんが心配?


まあな?


大丈夫よ、帰ったから?


心がチクリと痛む

ななめ前の柱で、お父さんが詩織を抱きしめて口を押さえているのがチラチラ見える

早く、立ち去らなくては。。。


少しでいいから?

話がしたいの、ダメかな?


陸を見ると笑いかけてくる


めずらしいな?

なら、行こう?


靴を履きながら、陸が笑いかけてくる

柱を見ると二人はいなかった

よかった。。。気づかれていない

慌てて、靴を履き、陸を追いかける

公園のベンチに座り、話しかけていく


陸、昨日で蓮先生の家庭教師、終わったの。。。

聞いてる?


そうなの?

兄貴、何も言ってなかったぜ?


そうなんだ。。。

で、聞いたの。。。

あかりって、誰。。。?


陸を見ると顔が赤くなっていく


え。。。?


思いもしなかった反応に、心がチクリと痛む


誰なの。。。?


ああ。。。バイト先の子だよ


陸、バイトしてたの?

聞いてないよ?


母さんが、喫茶店で働いてるから、人手が足りないときだけ、バイトしてるんだ

あかりは、喫茶店でバイトしてるんだよ

誰に聞いたの?

あかりのこと?


蓮先生。。。


ああ。。。なるほどね。。。

茉莉。。。


何?


俺、あかりが好きみたい。。。

初めてなんだ、ひとめぼれしたのも。。。

火曜日の彼女、やめない?


っ。。。イヤだよ。。。?

私は、陸が好きなの。。。

一緒にいたいよ。。。


茉莉。。。ごめん。。。


っ。。。何で?

私の方が先でしょう?

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