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第6章 夏―2

頭が真っ白になる


イケた？


ギュッって抱きしめられる


はあっ。。。うん。。。


続き、明日な？


うん。。。

あの二人は、まだ帰ってこないの？


もう、帰ってくるよ。。。

ストッキング、買いに行く？

クスリと笑いながら耳に息がかかる


はあっ。。。うん。。。


体が離れて立ち上がる


一人で行けるから。。。？


そうだな、一緒にいたらマズイ？


うん。。。


だよな。。。わかった。。。

下まで一緒に行こう？


ストッキングを買いに、エレベーターを降りて行くと、ゆりと誠が見える


ここにいるから？

あの二人と。。。

行っておいで？


コンビニに入り、ストッキングを買う

トイレに行き、はきかえて出てくると、３人でいるのが見えた

近づいて行くと、誠が心配そうに見ている


誠、遅いよ。。。？


ごめんな？

着替えたんだ？


直樹が、フロントの人に買いに行ってもらったの


大丈夫？


大丈夫よ？


なら、いい。。。


ギクシャクした感じがする

さっきの出来事がまるで、なかったかのように、直樹も私を見ないで、ゆりと話している

結局、部屋には戻らず和食の個室の店に入っていく

誠が耳打ちしてくる


やっぱり、部屋はイヤだろ？

店、探してたんだ。。。

遅くなって、ごめんな？


大丈夫。。。


服、アイツが選んだの？


うん。。。

あの後すぐに、フロントから届いたの。。。

電話しようとしたんだけど。。。


直樹を見る


後で、続きは聞くよ。。。


服、まこちゃんが選んだの？


よくわからない内にゆりが買ってきた


そうなんだ。。。


個室に入ると、堀ごたつになっていた

誠の隣に座ると、前に直樹が座る

飲み物を頼むと、直樹が本題に入ってくる


考えてくれました？

ゆりから話は聞いたんですよね？

詩織には、俺から話ました


誠が私を見る


断ったわよ？

婿にあげるわけないじゃない？


だよな？


だって、陸は茉莉ちゃんを好きじゃないし、まだ17歳たよ？

そもそも、結婚出来ない年齢だよ？


直樹が話に割り込んでくる


だから、仮でいいんだって？

婚約者でいいから？


むちゃくちゃなことを、言わないで？

直樹、陸を傷つけないって言ってたよ？

どうして？