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第7章 夏―2.5

唇が離れると、服を直して抱きしめてくる


イッたな？


っ。。。ズルい。。。

シテあげるよ？


今日はいい。。。


いいの？


詩織とシタいから、それまで待ってる。。。


ふふっ

嘘つきね？


もう、信用度はゼロかよ？


だって、我慢できないでしょう？


それが、さすがに40近くなると詩織と違って、我慢できるんだよ？

後、詩織にしか反応しなくなってる。。。


ふふっ

嘘つき。。。


まあ、信用されてないから気にしないよ。。。

来週はいつ、休み？


火曜日と木曜日


木曜日に逢える？

デートしよう？


っ。。。

ハイ。。。


メールするよ。。。


そういえば、美代子さんって誰よ？


ん？知らないの？

有名なのに？


え？


俺の母さん


ふふっ

確かに、有名ね。。。？


ギュッと抱きしめてくる


お茶しに、逢いに行くのはいい？


相手はしてあげられないよ？


逢いたいだけだから。。。


ねぇ、直樹、変だよ？


何で？


だって。。。？

そんなこと、言う人じゃないじゃない？


そうなんだよ。。。

詩織が追いかけてくれないと、追いかけたくなる。。。


ふふっ

勝手なんだから。。。？


早く愛してあげたい。。。


嘘つきね。。。


甘いキスを何度も繰り返していく

キスに、飽きるなんてあるんだろうか。。。？

ふいに、電話が鳴るのが聞こえる


はあっ。。。時間切れだな。。。？


直樹が合わせておいた、タイマーが鳴ったみたいだ


ねぇ、私の携帯を返してよ？


後でな？

また、暗証番号が変わってるし？

コンビニに行くんだろ？


体から離れると、名残惜し気にキスしていく


直樹。。。


っ。。。まだ、キスして欲しい？


自分から、唇を重ねていく


キスして欲しい。。。

何度も重なる唇は、飽きるまでなんてない。。。

もう、終わりと、終わりがこない。。。


直樹ぃ。。。？

時間切れなんでしょう？


わかっている。。。

でも、止められないだろ？


んっんんっ。。。


詩織。。。我慢できなくなる。。。っ。。。


唇を離して、見つめ合うと、どちらからともなくキスしていく

終わりがこない。。。


っ。。。直樹。。。？


わかっているって。。。？