パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 夏―2.5

コンビニに寄って、グラウンドに戻ると陸とあかりが楽しそうに話していた


ハイ、おみやげ？


コンビニで買ったアイスを渡すと、嬉しそうに陸が見る


サンキュ


あかりとアイスを食べる陸から離れて、テントに入ると、直樹が話しかけてくる


あれ？いちごは？

陸も、あかりちゃんも、いちごが良かったみたい


オレンジのアイスを食べる私を髪をくしゃっと、してくる


大人じゃん？


陸が近づいて来て、私を見る


何？


母さん、弁当ある？


食べたんでしょう？


足りなくてさ？


直樹が会話に入ってくる


残念。。。？陸のは、俺がおいしく食べたよ？

ごちそうさんっ


はああ？

コーチ、勝手に食べるなよっ？


直樹と陸がじゃれ合いながら、走って行く

楽しそうにボールを蹴り合っていると、あかりも混ざり、走って行く


ふふっ

楽しそう。。。


午後のイベントに集まった子供たちが、混ざって行くと、陸も、あかりも子供みたいな顔になる


戻ってきた直樹を見る


ねぇ、茉莉ちゃん、陸を諦めてよ？


そうだな。。。

あかりちゃんといる陸のあんな顔は見たことないな。。。


だったら。。。？


まあ、気にしないよ、陸が誰を好きでも。。。？

茉莉といてくれたら。。。

何人、愛人がいても。。。な？


え。。。

それって、直樹と同じじゃない。。。


イヤなら、親子だと話すの？

で、茉莉を追い出すか？


っ。。。ズルいよ。。。


まだ、先の話しなんだから、仮の話しだろ？


それで、幸せになれるの？

直樹は、幸せ？


直樹を見る


詩織は、いいよな。。。

幸せそう。。。

悩みとかないだろ？

ダーリンに、相当に甘やかされて、いつまでも若いままだし。。。

肌も手も綺麗。。。

詩織には、わからないよ。。。？


っ。。。それって、成長してないみたいじゃない。。。？


そうだよ？

詩織は、変わらない。。。

相変わらず、胸も成長しないしな？


っ。。。直樹のバカっ


褒めてるんだよ？

ケラケラ笑いながら、グラウンドを見ている


どうしても、陸が欲しい。。。

ずっと、独り占めしてきたんだから、いいだろ？