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月光の誘惑《番外編》
第1章 月下の桜(一)

挿入った瞬間に、由加のものとも他の元カノのものとも違う、とすぐにわかった。
ゴムをつけているとかつけていないとかの問題ではない。全く、違う。
膣内は思った以上に熱く、トロトロのくせに、膣襞がぎゅうぎゅうに締め付けてくる。持っていかれそうになる。
元カノのことを思い浮かべなければ、一瞬で昇天していたかもしれない。半分も押し入っていないのに、それはマズい。
「っ、ああっ」
ブラジャーをポイと投げて、腰を折り、肌を密着させながら、隘路の奥へ、奥へと突き進む。
あかりさんの肌は冷たくて気持ちがいい。俺は興奮しすぎていて、汗が出てきた。
「あぁぁっ」
ぐっと根元まで中に押し入ると、先端が目指していた場所に到達する。
亀頭があかりさんの最奥に、ようやく。
「ぜんぶ、挿入ったよ、あかり」
「うん、翔吾の、おっきい」
「あかりが狭いの」
あぁ、ダメだ。中が気持ち良すぎて動けない。動いたら、出る。
不本意だが、やはりセックス以外のことを考えなければ、保たない。
奥で繋がったまま、あかりさんとキスをする。上の口は唾液にまみれ、下の口は愛液に濡れ……そこに俺の精液を加えて、ぐちゃぐちゃに掻き混ぜたい。
緩く腰を揺らすと、一瞬で、昇ってくる。
……ダメだ、良すぎる。

