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月光の誘惑《番外編》
第1章 月下の桜(一)

「セフレは俺で何人目?」
「今は、三人だよ。翔吾くんが三人目。一番若い、ねぇ」
「へぇ」

 悪びれることもなく答えてくれるあかりさんに、少し胸が痛む。「今」は三人目、ならば累計で何人目なのか……いや、やめよう。他の男のことを気にしていても、仕方がない。

 まぁ、おかげでだいぶ萎えたけど。

「私、中で男の人のが小さくなっていくのを感じるのが好きなの」
「……へえ。やらしいね」
「やらしいかなぁ。あ、次もすぐには抜かないでね」

 次も会ってくれるのか。良かった。
 イクのが早すぎたし、あかりさんをイカせられなかったし、呆れられたと思ったけど、大丈夫だったみたいだ。
 恥ずかしながら、たぶん、歴代最速の射精だったと思う。中が良すぎる。
 名器なのか、相性がいいのか、よくはわからないけど。

 だいぶ萎えてしまった陰茎を引き抜いて、せっかくなので指を挿れてみる。精液がトロリと出てくる卑猥な画を期待して。

 あかりさんは抵抗したけど、足を押さえつけてトロトロの中を引っ掻いた。
 しかし、俺の求めた白濁液はあかりさんの中からは溢れてこない。肩透かしだ。あれはAVだけの演出なのか?

「あれ? 三日分くらい溜まっていたんだけどなぁ。少なかったかな」
「……奥にたくさん出したから、なかなか下りてこないんじゃない?」
「生中出しの醍醐味が……」
「ま、まぁ、また出してくれれば!」

 ベッドにゴロリと横になって、「また?」とあかりさんに尋ねる。

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