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月光の誘惑《番外編》
第2章 月下の桜(二)
「あかり、好きっ」
ぐちゅぐちゅのトロトロになった膣に俺の滾った肉棒を突っ込んで、深く、浅く、強く、弱く、掻き混ぜる。
あかりは真ん中あたりを強く擦られるのが好きで、同時にクリトリスを刺激したらすぐイッてしまうことがわかった。
でも、絶対に「好き」には応じてくれない。困ったなぁと苦笑するだけ。
わかっていたけど、切ない。
「あっ、んっ、んんっ」
「あかり、かわいい。もっと啼いて」
「しょーご、あ、ダメ、ふかっ……!」
「奥も、好きでしょ?」
煽って攻めるとキュウと中が締まる。それだけでも搾り取られそうな気がするのに、あかりがイクと俺も一瞬で我慢できなくなってしまう。
というか、先日は何回目だったか忘れたけど、あかりがイクと同時に俺もいきなりイッてしまった。
あれは本当に不覚だった。もう少し、イッたあとの膣内を楽しんであかりの反応を見たかったのに、悔しい。
「今日も、奥に出して、いいの?」
「んっ、おねが、っ」
「どうしよっかな。背中を汚そうかな」
「やだ、ダメぇ」
枕を必死で掴んで、快感に耐えているあかりがかわいい。
潤んだ目で背中越しに俺を睨みつけてくるあかりがかわいい。
白い背中のラインが綺麗。丸みを帯びたおしりもかわいい。後ろから突くたびに揺れる乳房を、こちらからは見ることができなくて悔しいけど。
「……汚したい」
不意に零れた言葉は、無意識のうちの俺の願望かもしれない。
あかりを汚したい。
白くて綺麗な体に、俺の精液をぶっかけて、塗りたくりたい。
俺の臭いでマーキングできるなら、是非、そうしたい。
……誰にも渡したくない。
赤い痕をつけたい。
噛んで歯型をつけたい。
爪で引っかき傷を、血が滲むくらいまでの傷を……まぁ、そんな狂気に溺れているわけじゃないけど。