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月光の誘惑《番外編》
第2章 月下の桜(二)

 土曜日、あかりの頭は痛み止めのおかげか痛くはないようだった。縫うほどの怪我でもなかったようなので、安心する。

 ……本音を言えば、やはり少しは不満だったけど。
 あかりを閉じ込めておく機会が失われたということだから。

「無理はしないでね」
「大丈夫。頭が痛くなるようなことはしないよ」
「でも、セックスはするんだろ?」
「……翔吾くん、妬いてる?」

 セミダブルのベッドの中で、裸のあかりを抱きすくめて、苦笑する。
 妬いている。当たり前だ。

「妬くよ。俺だってあかりの体を夜通し堪能したい」
「もう。クリスマスイブまで待ってね」
「年末年始は実家? 初詣は? 姫始めは誰とするの?」
「年末年始はここにいるよ。初詣は行かないかな。姫始めは……翔吾くん、したい?」
「したい」

 あかりの耳元に唇を寄せて囁く。あかりの体がふるりと震えるのがかわいい。

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