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月光の誘惑《番外編》
第2章 月下の桜(二)
望まれるまま、乳首に舌を這わせて、熱を帯びた指をショーツに滑り込ませる。
しっとりと湿った茂みを進み、蜜に濡れる花弁をたどり、泉のように溢れ出る蜜口に指を添える。
「ん、ふ……っ」
くちゅくちゅといやらしい音が俺の興奮を煽る。ワンピースは溢れた愛液で既に濡れてしまっている。
あかりは窓ガラスに頭と肩を預け、快感に打ち震えている。
真っ赤になっちゃって、かわいい。
周囲の窓ガラスが少しずつ曇り始める。
「……しょーご……っ、挿れて?」
「何を? どこに?」
「やぁっ」
意地悪をして啼かせるのは、悪くない。
何もかもが甘い。乳首も、唇も、声も。気のせいであっても、あかりの体は、匂い立つほどに甘い。
「んっ、ゆび、挿れてっ」
「指でいいの?」
乳首をコリと歯で軽く噛むと、あかりがぎゅうと抱きついてくる。痛い、とは聞こえない。
中指の第一関節だけ膣口に挿れて、乳首を甘噛みする。甘い吐息が俺の意識を侵食してくる。
早く挿れたい。挿れて、出したい。
でも、我慢。あと少し我慢。
「翔吾、お願い」
「指?」
「もっと、硬くて、太いの、欲しい」