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月光の誘惑《番外編》
第3章 月に臨み、月を望む。

 窓際に近いほうのベッドにあかりを押し倒して、キスをしながら手早くシャツのボタンを外す。シャツを床に落とし、肌着を脱ぐ。
 ズボンのほうに違和感に気づいて見下ろすと、あかりがベルトのバックルを外そうとしているところだった。

「わ、ダメ、あかり!」
「脱ぐの、お手伝いするよ?」
「ダメ、触られると――」

 そこを触られると、間違いなく、出る。たぶん、一瞬でイク。そんな情けないことは、したくない。できれば、ちゃんと中で果てたい。
 ……中?

 ここは、ラブホテルではない。そんなものが、サイドボードに準備してあるはずがない。
 俺のバカ!
 何で、途中のコンビニで避妊具を買ってこなかったんだ!?
 いくら妄想の中では生で中出ししているからって、今は現実なんだから――あぁ、もう、最悪だ!

「ちょっと、待って、あかり」
「だって窮屈そうだよ? パンパンだよ?」
「そうじゃなくて、俺、ゴムを準備――」
「あ、いらないよ、ゴム」

 あかりはスルリとベルトを抜きながら、笑う。あー、くそかわいい。

「私、妊娠しない体だから」
「え、その歳で子宮全摘でも?」
「んー、病気なんだ」
「妊娠しなくても、性病とかにかかる可能性も――っわ!」

 ズボンのファスナーを下げられ、驚いて腰を引く。ヤバいから。本当にヤバいから。
 あかりは俺の反応を見て笑っている。

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