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月光の誘惑《番外編》
第3章 月に臨み、月を望む。

 白い肌に触れるか触れないか程度に指を這わせると、あかりの体がピクリと反応する。脇腹のあたりから腰にかけての、くびれのラインが弱いみたいだ。

 首筋に舌を這わせ、鎖骨を舐め、左の乳房の上から薄く色づいた先端にかけて舌を滑らせると、「あっ」とあかりが小さく声を漏らす。
 ……感じてくれている、ようだ。嬉しい。

 右の乳房の先端を手のひらで優しく転がすと、「んんっ」とあかりが喘ぐ。先端を口に含むと、反応が顕著になる。

「あっ、ん!」

 ……ダメだ、これ。赤くなったあかりがかわいすぎる。
 でも、もうちょっと、見たい。かわいいあかりを見ていたい。そんな欲がムクムクと湧き上がる。
 あかりの喘ぎ声を聞きながら、乳首を甘く食み、指で捏ねる。

「あっ、あ、んんっ、ふ……」

 声も体も柔らかくて甘い。女の甘さなのか、あかりだからなのか、比較する対象のない俺にはわからないけれど、この甘さは嫌いではない。好ましい。

「せんせ、っ、ゆび」
「指?」
「欲しい、の」
「どこに?」
「も、いじわるっ」

 これは意地悪なんかではなくて、本気でわからなかったのだ。まさかねだられるとは思わなかったから。
 あかりは恥ずかしそうに微笑みながら、俺を見上げてくる。

「指、中に挿れて?」

 その言葉の破壊力。昇天してしまってもいい、と思えるくらいに、エロくてかわいい。
 太腿にかかったバスローブをよけて、あかりの中央に指を進める。
 薄い陰毛の奥に、ヌルリと指が滑る箇所があり、そこを中指で何度か往復させると、あかりはさらに真っ赤になって俺を睨む。

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