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忘れられない女性
第1章 3年ぶりに会う元教え子、美紀。
高校教師になって4年目の健太郎(27歳)。

新人教師で女子校に英語教師として配属され、
昔得意だったバスケットボールの顧問も任されている。


「ったく… 女子校生ってこんなにガサツなのか?」

朝っぱらから廊下に座り込んでスナックを食べながら
ダベっている女生徒を横目で見流して、ため息をつく。


女子校勤務4年目にもなると、女子の本質が丸見えになり、
呆れてしまい、健太郎は生徒にはいつも素っ気なくしている。
しかし、そんな気持ちなんて知る由もなく、女学生の中では、
英語がペラペラでバスケが上手な健太郎のスマートさは人気がある。


「健太郎センセー、おはよーございまぁーす。」

バスケットボールの朝練を終えた部員達だ。

朝練を終えたばかりなのに、化粧と髪型もセット仕立ての装いで、香水もプンプンと匂わせてる。

「おぅ、おはよー。朝練のメニューちゃんと熟なしたのかー?」

やっているはずもないのは分かっていたが、そう声をかけた。

「えへへ〜」

部員達は健太郎の言葉が聞こえなかったかの様に誤魔化した。

「そんな事より、センセ、
今日の放課後、美紀センパイ遊びに来てくれるんだって!
だからセンセーも今日は放課後、顔出してくださいね。
最近ぜんぜーん見に来てくれないんだからぁ。」




… 美紀。


「…ぉお、そうか。OBが来てくれるのは珍しいな。
練習見てもらえー。」


名前を聞いて、ドキッとして素っ気ない顔が柔んでしまったのは
部員にはバレていない様だ。


美紀…、
会うのは、3年前卒業して以来だ。


当時、先生になりたてだった健太郎は、得意だったバスケットボール部の顧問になり、部員のトレーニングにはかなり力を入れ、
今とは比べ物にならない位、張り切っていた。

美紀はその当時の3年生部員の1人だった。


美紀は、当時のキツイ練習も頑張ってこなし、
後輩の面倒みも良く、俺の手伝いも進んでしてくれる様な
気が効く子で、
女子にありがちなグループには入らず、1人でいる事を好み
自立しているというか、少し大人びた子だった。

美紀はよく、先生になりたての俺をドキッとさせる様な冗談を言いっては、
いたずらっぽい笑顔を見せて、俺をからかった。

美紀といる時は、教員1年目で、張り詰めた気持ちや、プレッシャーが不思議と楽になり、リラックスできた。
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