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背徳の主
第4章 顧客NO 031517C 舞、さくら
「今から私は君たち二人に2つの選択肢を与える。」

「どちらを選択するかは。君たちが決める。私はその決定を遂行する。」

舞とさくらは怯えながら頷いた。

「1つ目、今から私は警察と学校に連絡をする。後は私は関わらない。」

「2つ目、君たち二人に当店の「Night Life」で販売している大人のおもちゃのサンプルの試用をしてもらう。 但し私とSEXをしながら。」

舞とさくらは唖然として聞いている。

「もう17歳位だから大人のおもちゃは知っているだろう。」

「君たちにとっては2つとも嫌だろう。」

「これは私の君たちへの制裁だ。犯罪に対する代償は高い。」

「さっきも言ったが、選択権は君たちにある。」

「どちらか直ぐ決めろ!」

私はわざとデスクに戻って煙草を吸う。

舞とさくらは互いに見つめ、小声で囁いている。

どちらかが首を横に振ったり、頷いてもいる。

しばらくして二人は私の方を見つめた。

( 決定したようだな。)

私は二人の対面のソファーに座った。

「決まったか?」

舞が小声で

「2つ目…」

「それでいいのか?」

二人は頷く。

「その代わり警察と学校には伝えないでください。」

さくらが私に訴える。

「私は選択以外の事はする気もない。興味もない。」

私はソファーから立ち上がり、デスクの内線で彩乃を呼んだ。

「店長、何か?」

「VRの部屋は空いているか?」

「はい、空いています。」

「今から使う。部屋に適当なディルドとハンドバイブを持って来てくれ。」

「わかりました。」

受話器を置くと

「じゃ、今から部屋を移動する。ついて来てくれ。」

私は二人を連れて通路に出ると、奥の「試用ルームVR」に入った。

舞とさくらは部屋の中央のベッドを避け、壁側に立った。

「コン、コン」

「入れ」

彩乃がディルドとハンドバイブをテーブルに置き、ドアに向かうと

「彩乃のスイッチを」

「わかりました。」

彩乃は頷くと部屋から出た。

私はソファーに座り、壁側に立つ舞とさくらに

「手提げはそこの籠に置くんだ。」

二人は手提げ袋を籠に入れた。

「制服を脱いで、下着だけになれ。」

舞とさくらは互いに見合い、躊躇している。

「2つ目を選択したんだろ、早く脱いで!」

二人は慌てて制服を脱ぎ始めた。



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