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背徳の主
第2章 顧客NO 030111C 香織
開店時間を過ぎ、「Mid Night」には4名程の女性客が、それぞれ下着を品定めしている。
私のオフィスは「Night Life」の試用ルームの隣。
デスクにはパソコンと3台のモニターを設置してある。
その内1台は「Mid Night」と「Night Life」監視モニター。
もう1台は「試用ルーム」の盗撮モニターで、画面分割により6部屋を把握できる。
今「Mid Night」では,1名の客がベージュのブラとパンツを手に持ち、千夏の方へ向かっている。
あと友人関係とおぼしき2名の女性客は、それぞれのランジェリーを持ち寄って検討をしている。
残りの1名の客は、店内を散策しながら奥の「Night Life」の方向を見つめている。
千夏は、先程の客の会計処理を終えてから、友人関係の2名の所で接客を始めた。
「Night Life」を気にしていた客が、突然「Mid Night」の視界から消えた。
しばらく様子を見ていたら、その女性客は「Night Life」の視界に入って来た。
その女性客は恥ずかしそうな表情を浮かべながら、ショーケースの多彩なおもちゃを見つめている。
彩乃が動いた。
「いらっしゃいませ。当店のご利用は初めてですか?」
女性客はうつむき加減で頷く。
「どうぞごゆっくり御覧ください。何か気になる商品がありましたらお知らせ下さい。」
彩乃は一旦お客から離れた。
初めての女性客には積極的な接客を仕掛けない。
女性客自らの接触を待ってから接客に入る。
しばらくすると
「あの…すみません。」
彩乃はその言葉を待ってから接客に入った。
「何か興味があるのが有りましたか?」
「あそこのショーケースの商品…」
ディルドのコーナーを指している。
「かしこまりました。こちらへどうぞ。」
その女性客がコーナーに来ると、彩乃はショーケースから5点程の売れ筋を取りだし、ケースの上に並べた。
「お客様、この手の商品のご利用は初めてですか?」
女性客は頷く。
「この手の商品はディルドと申しまして、動作形式によって様々な種類があります。」
「初めてのご使用であれば、最初は余り複雑な動作は必要ないかと。」
女性客は迷っている。
「もし、宜しければ無料で試用なさいませんか?」
「試用出来るのですか?」
私のオフィスは「Night Life」の試用ルームの隣。
デスクにはパソコンと3台のモニターを設置してある。
その内1台は「Mid Night」と「Night Life」監視モニター。
もう1台は「試用ルーム」の盗撮モニターで、画面分割により6部屋を把握できる。
今「Mid Night」では,1名の客がベージュのブラとパンツを手に持ち、千夏の方へ向かっている。
あと友人関係とおぼしき2名の女性客は、それぞれのランジェリーを持ち寄って検討をしている。
残りの1名の客は、店内を散策しながら奥の「Night Life」の方向を見つめている。
千夏は、先程の客の会計処理を終えてから、友人関係の2名の所で接客を始めた。
「Night Life」を気にしていた客が、突然「Mid Night」の視界から消えた。
しばらく様子を見ていたら、その女性客は「Night Life」の視界に入って来た。
その女性客は恥ずかしそうな表情を浮かべながら、ショーケースの多彩なおもちゃを見つめている。
彩乃が動いた。
「いらっしゃいませ。当店のご利用は初めてですか?」
女性客はうつむき加減で頷く。
「どうぞごゆっくり御覧ください。何か気になる商品がありましたらお知らせ下さい。」
彩乃は一旦お客から離れた。
初めての女性客には積極的な接客を仕掛けない。
女性客自らの接触を待ってから接客に入る。
しばらくすると
「あの…すみません。」
彩乃はその言葉を待ってから接客に入った。
「何か興味があるのが有りましたか?」
「あそこのショーケースの商品…」
ディルドのコーナーを指している。
「かしこまりました。こちらへどうぞ。」
その女性客がコーナーに来ると、彩乃はショーケースから5点程の売れ筋を取りだし、ケースの上に並べた。
「お客様、この手の商品のご利用は初めてですか?」
女性客は頷く。
「この手の商品はディルドと申しまして、動作形式によって様々な種類があります。」
「初めてのご使用であれば、最初は余り複雑な動作は必要ないかと。」
女性客は迷っている。
「もし、宜しければ無料で試用なさいませんか?」
「試用出来るのですか?」