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愛憎
第17章 課せられた試練
「まず一つ聞きたいわ。
あなた、学校辞めて海外で勉強したいって、萌ちゃんから逃げる気なの?」
ゆうは誠に聞いた。
「逃げるわけないだろ。好き過ぎて、どうしたら良いか分かんなかったんだけど、こないだ萌の寝顔を見て、医療が発達してる海外で勉強して、萌を支えたいって思ったんだ。」
「こないだ言ったけど、海外で医学の勉強をするのはお勧めできないわ。
日本より時間がかかる。」
「萌ちゃんが嫁に行った後に一人前…そんな事もあるんだぞ?」
健太が言う。
「看護師の立場から言わせて貰えばね。
萌ちゃんを支えたいんじゃなくて、病棟全体、病院全体を支える一人になって貰いたいの。」
誠は俯く。
「でも、なんか俺広い所から経験がしてみたいんだ。
萌が嫁に行ってたらその時は諦めるよ」
「つぅーか、あんた、萌ちゃんにそんな事やってる時点で、ホント無理だと思うよ。」
優衣子が言った一言でズキンと胸が痛む。
「じゃあな…。
お前の本気を高校生活で見せてみろ。
今のお前は情けなさすぎる。
一年か二年、様子を見たい。
お前、今貯金幾らある?」
「ご、50万くらい…」
「そしたらその倍に増やせ。
バイトして、部活して、勉強に励め。
あと、色々海外の医療の情報を見てみろ。
お前の今の動機では不純すぎる。
給付型の奨学金もあるんだから、その不純すぎる動機で親を巻き込むな」
「わ、わかった。」
誠は言う。
あなた、学校辞めて海外で勉強したいって、萌ちゃんから逃げる気なの?」
ゆうは誠に聞いた。
「逃げるわけないだろ。好き過ぎて、どうしたら良いか分かんなかったんだけど、こないだ萌の寝顔を見て、医療が発達してる海外で勉強して、萌を支えたいって思ったんだ。」
「こないだ言ったけど、海外で医学の勉強をするのはお勧めできないわ。
日本より時間がかかる。」
「萌ちゃんが嫁に行った後に一人前…そんな事もあるんだぞ?」
健太が言う。
「看護師の立場から言わせて貰えばね。
萌ちゃんを支えたいんじゃなくて、病棟全体、病院全体を支える一人になって貰いたいの。」
誠は俯く。
「でも、なんか俺広い所から経験がしてみたいんだ。
萌が嫁に行ってたらその時は諦めるよ」
「つぅーか、あんた、萌ちゃんにそんな事やってる時点で、ホント無理だと思うよ。」
優衣子が言った一言でズキンと胸が痛む。
「じゃあな…。
お前の本気を高校生活で見せてみろ。
今のお前は情けなさすぎる。
一年か二年、様子を見たい。
お前、今貯金幾らある?」
「ご、50万くらい…」
「そしたらその倍に増やせ。
バイトして、部活して、勉強に励め。
あと、色々海外の医療の情報を見てみろ。
お前の今の動機では不純すぎる。
給付型の奨学金もあるんだから、その不純すぎる動機で親を巻き込むな」
「わ、わかった。」
誠は言う。