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愛憎
第18章 奮起

ドキンドキン…
金曜日あんな風に誠には言ってしまったが、いつも通りの時刻、いつの間にか癖になってしまった、一番前の車両が止まる所に待機した萌。
(違うもん!この時間の方が人少ないし、学校余裕に着けるから乗るだけだもん!)
必死に気付いた癖に自分で言い訳する。
(まこちゃんと鉢合わせ…そんなことないよね?)
そんな事を思っていたら、電車が入って来る。
じゅわり…まるで条件反射のように蜜が出る。
(違うもん違うもん!もうまこちゃんなんか知らない!って思う事にしただけだもん!)
週末、ゆっくり萌は誠に対する気持ちを考え直していた。
幼い頃一緒にいた誠。
いつも「男」の部分を見せて来なかった誠に、初めて「男」の部分を見せつけられた萌は戸惑っている。
…週末、そう自分の今の状況を思った。
半ば流される様にして、痴漢だった誠にセックスを求めた。
(でも、ゆう先生の家の中で考えた様に多分私の本心…)
もっと触られたい。
そんな風に思った、自分の欲望…。
(私にも、そんな部分があったんだ…)
萌は自分の心を確認していた。
(でも、今度は流されない。そう決めたんだ!)
そう思いながら、萌は車両に乗り、窓際に立つ。
金曜日あんな風に誠には言ってしまったが、いつも通りの時刻、いつの間にか癖になってしまった、一番前の車両が止まる所に待機した萌。
(違うもん!この時間の方が人少ないし、学校余裕に着けるから乗るだけだもん!)
必死に気付いた癖に自分で言い訳する。
(まこちゃんと鉢合わせ…そんなことないよね?)
そんな事を思っていたら、電車が入って来る。
じゅわり…まるで条件反射のように蜜が出る。
(違うもん違うもん!もうまこちゃんなんか知らない!って思う事にしただけだもん!)
週末、ゆっくり萌は誠に対する気持ちを考え直していた。
幼い頃一緒にいた誠。
いつも「男」の部分を見せて来なかった誠に、初めて「男」の部分を見せつけられた萌は戸惑っている。
…週末、そう自分の今の状況を思った。
半ば流される様にして、痴漢だった誠にセックスを求めた。
(でも、ゆう先生の家の中で考えた様に多分私の本心…)
もっと触られたい。
そんな風に思った、自分の欲望…。
(私にも、そんな部分があったんだ…)
萌は自分の心を確認していた。
(でも、今度は流されない。そう決めたんだ!)
そう思いながら、萌は車両に乗り、窓際に立つ。

