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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第7章 赤いシルシ

こいつ初めてってこと?

にしては敏感っつーか、反応がエロかったけどな

でもこの血は……

なら、嫌がってたのマジだったとか…?

それはないだろ

でもさ、けっこう本気で暴れてたし

そういうプレイだったんじゃねーの?

だよな? だってそうじゃなかったとしたら…


「……レイプじゃん」



....



「知らねぇよ!」

花菜の中へと挿れた男が、他の仲間に向けて怒鳴った。

「第一、処女がなんでここに来てんだ」

「…っ、なんでって言ってもなー。連れてきたのは不破だろ?」

「…っ…そうだったよな…!」

その男は、ズボンの留め金をはめながら花菜の背中を睨み、同じ目をして窓辺に振り向く。

振り向いたそこには事務机が並べてあり

その上に横たわった不破が、ひとり悠々と眠っていた。

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