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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第7章 赤いシルシ

「不破! 起きろ!」

「……?」

男が机を叩いて不破を起こすと、一拍おいて彼は目を開ける。

のそりと上半身を起こしてあぐらをかくと

あからさまに不機嫌な男を意に介さず、いたって呑気に問い掛けた。

「……どうした?」

「あの女、いつもの女と違うじゃねぇか」

「…?」

そして顔をしかめる。

「…よく意味がわからない」

状況を把握できずに仲間たちに目を向けると、皆が一様にきまりの悪い顔をしている。

「…いつもと違う? 何のことだ」

「まさか無理やりここに連れて来たってんじゃねぇだろうな?」

「は…?」

「いつもみたくセフレに誘ってきた女じゃなかったのかよ。説明しろ。あいつは処女だった」

「……!」


なん だと?


あぐらをかいた不破の身体が僅かに前のめり

ズボンのポケットの中で、煙草の箱が潰れた。



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