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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第7章 赤いシルシ
部屋から出た彼は扉を閉め
半屋外の階段室の壁に花菜を押し付けた。
「どういうつもりだ」
背の小さな彼女を、頭の上から問い詰める。
「お前…どういうつもりで俺に声をかけた?」
「…、ぅ、ハァっ…」
「…俺に付いて来たのは何のためだ」
彼女への憐れみなどない、冷たい声だ。
こんな聞き方をされたところで今の花菜が答えるわけもなく…、ただ怯えるだけ。
落ち着くのを待つか
優しい言葉で安心させるか
…しかしこの男は、そんな手段を持っていない。
グチ..ッ
「─…ッ、あ! ゃ、痛……!!」
「早く答えろ」
不破は片手を彼女の股へ伸ばし、処女を失ったばかりの腫れた蜜口へ指を挿れる。
わざと痛がるようにナカを掻きむしった。
「初(ウブ)なふりをして誘ってくる女も、少なくはない」
「ちが、うっ、…そんなんじゃ…ないです」
「…なら、別の理由があった筈だ」
「ぁ、ぁ…!…っ…やめて…!!」
「ヤル目的でないなら俺に何を期待した?」
「もうやめてぇ…ッッ…、許して…!!」
「……チ」
らちが明かない。