この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第7章 赤いシルシ

花菜は不破と目を合わせずに首を振り乱しながら、指を挿れてくる彼の手を引き剥がそうと両手で必死に抵抗する。

彼の腕を掴んで、つま先立ちになり…、少しでも挿入を浅くしようともがいていた。

これでは会話にならない。

「此方を見ろ」

「…ひっ」

不破は他方の手で花菜の顎を掴み、自身に顔を向けさせた。

そうやって無理やり目を合わせておいて…無言のまましばらく見つめる。

顎を持ち上げられ首が直角に曲がった花菜は、ほんの少し静かになった。


「──…」


不破の視線が、顔からそっと下へと滑り

彼女の首元で止まる。

ショートボブの黒髪から覗くうなじ──その場所を、彼は改めて見直した。


「…赤い」


「‥‥?」


そこにはアザがある。

それは、赤色の痣だ。


/421ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ