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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第8章 洗ってあげる

花菜はショーツをはいていなかった。

ブラジャーのホックも外れていた。

そんな彼女を一糸纏わぬ姿にするのはとても簡単なこと…。彼女の服を全て取り去り洗濯かごに入れた伊月は、先にバスルームに入っていった。


ザー……

蛇口をひねり、シャワーの温度を調整する。

「少し待っていて」

「う…ん」

裸の花菜が彼に続いてバスルームに入るが、まだ十分に温かくない。

花菜は身体の前で手を合わせ、背中を丸めて俯き、伊月の背後で待っていた。

「もういいかな。おいで」

「うん」

「ちょっと熱いかもしれないけど」

「……、だいじょう…ぶ」

シャワーのお湯が適温になって

振り向いた伊月は、彼女の丸まった背中をそっと流した。

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