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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第9章 俺はお前に興味がある


いつまでたっても小さいから子供扱いなんだ。

大学生のお兄ちゃんからしたらわたしなんて…


「──…っ、馬鹿。なに考えてるの」


ハッとした花菜はぶんぶんと頭から変な考えを追い出し、兄のシャツから手を離した。

バスタオルをかごに入れて、続いて下着も取り込む。

「……//」

こ、これ…

お兄ちゃんのパンツ…。

「…っ…ちゃんと男の人のパンツだ…」

当たり前だ。

伊月の下着を両手で持ち、彼女は顔を赤くする。

そして花菜は、自分のブラとショーツも一緒に干されているのに気が付いた。

今までは全部、洗濯物を干すのもたたむのも伊月がしてくれていたのだが

“ これからはわたしがやろう…っ ”

今さらながらそれが無性に恥ずかしくなる。






「おい」

「──ッ…え…!?」

「そこで何してる」

「な、何ってもちろん洗濯物を取り込んでるだけで、他に何も──ッ……、……!」

「へぇ?」

「……!!」



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