この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第11章 虚しさという名の快楽

僕は駄目だね

結局…無理だったんだ

いつまでたっても溺れたまま…

僕は僕なりにあがいたところで、出てこられなかった


“ すまないだなんて、勝手な言葉だ ”


キッチンまでのろのろと歩いた伊月が、空になったグラスをシンクに置いた。

花菜がココアを飲んだコップも一緒に、水につけておく。

いつの間にか三合以上を飲んでいた──軽くなった瓶は冷蔵庫に収めた。


スー スー


花菜の寝息が大きくなる。眠りが深くなった証だ。

ほどよく酔いが回った状態の伊月は、彼女が眠るベッドにゆっくりと近付いた。

……ああ、安心する

気持ちよさげに規則正しく…狭い部屋を満たす花菜の寝息は、伊月に安堵を与える。

何故なのか、それは

彼女の眠りが深ければ深いほど…怯えさせなくてすむからだ。

/421ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ