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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第13章 戒めの快感
───
「─はぁッ…!!…ハァっ……ハァっ……」
「危なかったな……ギリギリセーフだ」
保健室にいた他の生徒は、花菜が果てる直前にここから去って行ったらしい。
それにすら気付けなかった彼女に教えてやってから、不破はゆっくりと指を引き抜いた。
「もう少しで……お前のエロい声、あいつ等に聞かせてやれたのにな」
「ハァっ…、ハァっ…」
掌までビショビショに濡らした手で、不破が彼女の目隠しを取る。
すると赤くなった目で不破を睨む彼女の顔が現れた。
そう、花菜は間違いなく睨んでいたが…
快楽に犯された瞳は熱をもって潤み、男の劣情を掻き立てるまさにその表情になっていた。