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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第14章 飽きられるまで

その見た目は、小さい頃に地元の祭りで食べたクレープというスイーツに似ていた。

でもあれはもっと薄い生地に包まれていた。今、この溢れそうなアイスやらクリームやらを辛うじて包んでいる生地はフワフワサックリとしていて、何だろう……ワッフルに似ている。

「美味いのかよ」

「……えーと」

不破に感想を聞かれたが、まだクリームに到達していない彼女は生地しか食べていない。

普通の女はここで「美味しい」と絶賛するだろうが、花菜は正直に首を傾げた。

「まだよくわかりません」

「……チっ、貸せ」

「…っ」

また、舌打ち──。

はっきりしない花菜に苛立ったのかと思えば、不破がワッフルクレープを彼女の手ごと掴んで顔を寄せる。

きゃあと周りの誰かが叫んだ。


「……//」


「……ああ、こういうのか」


ベリーソースのかかったチョコアイスを生地ごと食べて、不破は最後に唇を舐めた。

結局美味しいのかよくわからない表情で、屈ませていた身体を元の姿勢に戻す。


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