この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第3章 ルール

花菜が荷物を持たずに早退したと高校から伊月に連絡がはいってから、かれこれ三時間以上経っていたのだ。

彼女との連絡がつかないから家を空けて探しに出るわけにもいかず、こうして待つことしかできなかった伊月。

最悪の事態をまぬがれたことに、心の底からホッとしている。

「心配したんだよ」

「…ッ…ごめんなさい」

「話は後で聞く。だから…まず、お風呂に入ってくるんだ。風邪をひいたら大変だから」

「…! うん」

抱き寄せていた身体をそっと離す。伊月の顔は安堵でほころんでいた。

遅くなった彼女を怒るわけでなく、一緒に中に入って玄関のドアを閉める。

ご飯は今から作る。そう言ってから、先に彼女を風呂に行かせた──。




──



そしてパジャマに着替えた風呂上がりの花菜は、丸テーブルをはさんで伊月と向かい合った。

そこには夕飯の焼き魚とスープが白米と合わせて用意され、ちょびちょびと食べる彼女を、伊月が穏やかに見守っていた。

「…早退したのは、体調が悪かったからかい?」

料理があらかた無くなってきた頃合いで…やっと彼は話を切り出した。

/421ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ