この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第17章 いつか 離ればなれ

「…何を泣いているの?」

「ごめん─ッ…なさい……」

「また君は…っ…何故いつもそうやって僕に謝るんだ」

「だって我がままだから…!!」

両手の間におさまる彼女の顔は破顔していた。

涙を流してはいない。

けれど今にも流れ出しそうな辛い表情をしているものだから、伊月は迷わず尋ねた。「どうして泣くのか」と。


どうして……

そうやって嫉妬するんだ

さんざん僕を羞悪にまみれさせておきながら、それでも希望は与えるのか

光だけは見せるのかい?

届くことのない希望を目の前に与えるだけで…──決して、掴むことを許さないのに


「僕だって、お兄ちゃんだって男なんだから女の人とお付き合いくらいするよ?駄目かな?」

「駄目っ…とか、そんなんじゃないよ。そんなんじゃないけど…!」


/421ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ