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第18章 僕を見て

芯から湧き上がってくるように小刻みで加速的な痙攣が始まる。

いつもならとっくに弾けているであろう快感も、今の彼女は必死に耐えているのが伝わった。

耐えれば耐えるだけ……決して逃げ切れないオーガズムの破壊力が増すだけだと

「ｧ、ｧ、ｧ‥…ｯ‥‥ゃ‥‥ｯ─！！」

そんな簡単な事にさえ彼女の理解は及ばなかったようだ。


ビクｯｯ．．．！


「ﾝｸﾞ‥‥‥！」


弾ける瞬間に噛みしめた歯の隙間。

絶頂の唸りが不格好に漏れ出る。

だが勿論──責めの手は止まらなかった。

叫ぶように大きく蠢いた膣道には指が二本に増やされ、ﾅｶの弾力を弄ぶ。

そして臨界に達したうねりが収束する間も与えずに、まとまった中指と薬指が恥骨の裏側を捉え前後に動いた。

「…ﾝふっ、ふ、…ぅ──!?」

余韻は無く、追い立てられる。

一気に加速する内部への摩擦は指だけでなく手全体を使った激しい動きで、引っ掻くと言うより、えぐられている。

ｸﾞﾁｭｸﾞﾁｭｸﾞﾁｭ！

「…ｯ…ハ、ハｯ………ｶｯ ﾊｯｯ、ﾝ、ｧ……!?」

鉤爪となった指が素早く肉壁を圧し込み、えぐり、蜜を掻き出す。

水音まで弾けた。

えぐるたびに跳ねる下腹部から飛沫が上がり、粘度の少ないその液体はよく飛び散った。

激しく素早く暴れる男の指は、一方ではまるで子宮を手繰り寄せているかのように慎重であり、恐ろしいほど的確だった。