この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第20章 溺れた兄妹

「そもそも市販の睡眠薬をどれだけ大量に飲んだとしても──例え、100粒の錠剤を一気に飲んだとしても、命に危険を及ぼすようなことはありえません」

「…つまりどういう意味だ」

「つまり…──原因が薬の過剰摂取によるとなると、服用した物は市販の薬ではないわけですから、そんな強力な薬をどうやって入手したのかという疑問が生まれるわけで…っ」

「フッ…、なるほどな」

「それに彼の身体には強打の痕があり、背骨には骨折の症状が見受けられる…!これは普通ではない」

「……普通ではない、か」

医者の言葉に対して、別に驚きはない。

不破が鼻で軽く笑った。

骨折の原因は自分であるし──それに、伊月が普通ではない?

そんなコトにはもう気付いていた。

あの兄妹が異常な関係にある事はとっくにわかっていた。


「別に可笑しな事はないだろう…。薬(ヤク)と名の付く物なんて、探せばそこかしこに転がってるぞ」

「……っ」


だが……

彼は大きな勘違いをしていたのかもしれない



/421ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ