この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第6章 助けて…お兄ちゃん

「いやいやそんな暴れんな」

「まだなンもしてねーだろ」

制服の袖を引っ張られ、部屋の真ん中へ連れていかれる。

そこには向かい合わせにソファーが置かれていた。

ところどころ布が切れ、シミがあるそのソファーは不潔な印象だ。

男たちはそこに花菜を座らせ、自らも彼女を挟んで腰を下ろした。


彼女を囲んでいるのは三人。別のひとりはチラチラと様子を見てくるが、手に持つ漫画の続きのほうが気になるようである。

部屋の床には他にもコミックや雑誌が散乱していた。

どうせこれ等も盗品だ…。

今、花菜が男たちに囲まれるという危機的状況になかったなら、これ等の雑誌を見て顔をしかめたに違いない。


現実はそれどころではなかったが──。


「で? 名前教える気になったかー?」

「……っ」

ソファーの隣に座る男が、少しだけ声色を優しくして聞いてきた。

「そんなビビんなくていいから。少しは俺らとも仲良くしようぜ」

「きんちょーしてんの?」

「そんな俯かなくても…俺ら怖くねーぞー」

優しいと言うより、馬鹿にしている。

怯える花菜を嘲笑い…彼等の手が動き出した。

/421ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ