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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第6章 助けて…お兄ちゃん
この感じは…何なんだろう
「気持ちいーの?」
「…ァ…‥‥ッ、ぅ、ぅ…」
気持ちいい?
そんな簡単な言葉ですませられるようなモノじゃない気がする。
意思とは無関係にじわじわ這い上がってくるこの感覚は、きっと、一度認めたらモドレナイ。
「ぅぅ…っ……やだぁ…」
だから必死に堪えているのに
そんな彼女を追いつめる凶悪な道具を、別の男が持ち出した。
「これ使おうぜ。前に遊んだ女が置いてったやつ」
「…っ…?」
先ほどまで漫画を読んでいた四人目の男が、手持ちぶさたになったのかこちら側に交ざってきた。
その男が持ち出してきた道具は花菜が見たことのない形状をしている。
「ありあり」
「気が利くな!」
それは白色。短い棒状の道具で…
先端が丸くなっている。
「コンセントどこだよ?」
何に使われる物かは彼女にわからない。
だが、その気になった男たちの内心の興奮が伝わってきたことで、次への恐怖が増幅した。