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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第10章 スイート・ハネムーン
-柚希side-
俺が部屋に戻ったのは夜更け過ぎだった・・・
部屋の鍵はかかってるかと思いきや、無施錠でびっくりした。
無防備にも程があるぞ!!
眞彩のヤツ・・・
酔った男に謝って部屋に侵入されて襲われたりでもしたら、どうするんだ。全く。
部屋に入ると仲良く並んだ二組の布団の右側の布団に入って、眞彩がすやすやと眠っていた。
眞彩の寝顔は口を尖らせて怒ったような表情。
スマホは部屋に置いたままだったし、連絡も出来なかった・・・
折角のハネムーンの初夜に新妻を一人、その気にさせて放置したからな・・・
でも、無施錠は許せないーーー・・・
「眞彩、起きろ」
俺は眞彩の肩を揺すった。
「んっ?」
眞彩は一発で目を開けて、飛び起きる。
―――――俺を待っていたかのような雰囲気。
「只今」
「…今何時だと思ってるの?」
娘の朝帰りを咎める父親のような口ぶり。
「朝の5時半だ」
「・・・私、ずっと待っていたんだから・・・」
二の語句は俺に対する恨み言だった。
「ここに正座して」
「え・・・あ・・・」
俺は眞彩の言う通り、自分の寝るはずだった布団の上に正座した。
「…搬送された男性は助かったの??」
「ん、あ…でも…助かったよ」
「良かった」
眞彩は安堵した。
俺が部屋に戻ったのは夜更け過ぎだった・・・
部屋の鍵はかかってるかと思いきや、無施錠でびっくりした。
無防備にも程があるぞ!!
眞彩のヤツ・・・
酔った男に謝って部屋に侵入されて襲われたりでもしたら、どうするんだ。全く。
部屋に入ると仲良く並んだ二組の布団の右側の布団に入って、眞彩がすやすやと眠っていた。
眞彩の寝顔は口を尖らせて怒ったような表情。
スマホは部屋に置いたままだったし、連絡も出来なかった・・・
折角のハネムーンの初夜に新妻を一人、その気にさせて放置したからな・・・
でも、無施錠は許せないーーー・・・
「眞彩、起きろ」
俺は眞彩の肩を揺すった。
「んっ?」
眞彩は一発で目を開けて、飛び起きる。
―――――俺を待っていたかのような雰囲気。
「只今」
「…今何時だと思ってるの?」
娘の朝帰りを咎める父親のような口ぶり。
「朝の5時半だ」
「・・・私、ずっと待っていたんだから・・・」
二の語句は俺に対する恨み言だった。
「ここに正座して」
「え・・・あ・・・」
俺は眞彩の言う通り、自分の寝るはずだった布団の上に正座した。
「…搬送された男性は助かったの??」
「ん、あ…でも…助かったよ」
「良かった」
眞彩は安堵した。