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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第14章 すれ違い
思えば、俺は稜真に悪いコトをした。
彩名が死んだのはお前のせいだとずっと・・・稜真を責め続けていたのだから・・・
俺と同じぐらい姉である彩名の死を悲しんでいたと思うのに。
俺は稜真のキモチを考えてやれなかった。
「稜真、ゴメン」
「柚希?」
「俺はずっとお前に悪いコトをした。今更だけど、謝りたい」
「柚・・・希」
「ゴメン・・・」
「柚希、変わったな」
「えっ?」
「柚希を変えたのは、眞彩ちゃん?」
彩名のコトを考えると胸が熱くなった感情を呼び覚ましたのは、紛れもなく眞彩だった。
忘れかけていた人を愛する心。
俺は眞彩を愛し、その感情を再び心に芽生えさせたのだ。
眞彩は俺が初恋の人だと言った。
俺の初恋の人は彩名。それは永遠に変わらないけど。
今は眞彩を大切にしたいーーー・・・
「だと思う」
「そっか・・・姉ちゃんの分まで幸せにしてやれよ」
「ああ」
「また、来るよ」
稜真は短く手を振り、笑顔で行ってしまった。
彩名が死んだのはお前のせいだとずっと・・・稜真を責め続けていたのだから・・・
俺と同じぐらい姉である彩名の死を悲しんでいたと思うのに。
俺は稜真のキモチを考えてやれなかった。
「稜真、ゴメン」
「柚希?」
「俺はずっとお前に悪いコトをした。今更だけど、謝りたい」
「柚・・・希」
「ゴメン・・・」
「柚希、変わったな」
「えっ?」
「柚希を変えたのは、眞彩ちゃん?」
彩名のコトを考えると胸が熱くなった感情を呼び覚ましたのは、紛れもなく眞彩だった。
忘れかけていた人を愛する心。
俺は眞彩を愛し、その感情を再び心に芽生えさせたのだ。
眞彩は俺が初恋の人だと言った。
俺の初恋の人は彩名。それは永遠に変わらないけど。
今は眞彩を大切にしたいーーー・・・
「だと思う」
「そっか・・・姉ちゃんの分まで幸せにしてやれよ」
「ああ」
「また、来るよ」
稜真は短く手を振り、笑顔で行ってしまった。