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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第14章 すれ違い
「帰るか・・・稜真」
「そうだな。後は柚希さんにお願いします」
俺と弥英子ちゃんは3人をその場で見送った。
「相馬先生のおかげで、私助かったのね・・・ありがとう」
「・・・弥英子ちゃん君の生きたいと言う強いキモチのおかげだと思うよ。俺の力じゃないさ」
「!?」
稜真が一人でICUに戻って来た。
「どうした?稜真。忘れ物か??」
「いや、柚希さんに話があると言うか・・・」
「俺に話?」
溺れた弟の稜真を周囲に告げようと全速力で走り、発作を起こして亡くなった彩名。
俺は彩名が亡くなったのはずっと稜真のせいだと。
彼を恨んで生きて来た・・・
だから、彼と顔を突き合わせれば、出て来る言葉は嫌味や冷たい言葉ばかり。
そんな稜真が彩名に似た奈那子さんと結婚した。
「ちょっと待っててね。弥英子ちゃん。俺は二人で外で話をして来る」
「うん」
俺は稜真と廊下に出た。
「柾貴と奈那子さんは?」
「先に外に出たと思う」
「そっか。話って何?」
「ありがとう。柚希さん。弥英子ちゃんの命を救ってくれて」
「礼が言いたかっただけか?」
「それも一理あるけど、眞彩ちゃんと入籍したんだろ?おめでとうございます。柚希さん」
「そうだな。後は柚希さんにお願いします」
俺と弥英子ちゃんは3人をその場で見送った。
「相馬先生のおかげで、私助かったのね・・・ありがとう」
「・・・弥英子ちゃん君の生きたいと言う強いキモチのおかげだと思うよ。俺の力じゃないさ」
「!?」
稜真が一人でICUに戻って来た。
「どうした?稜真。忘れ物か??」
「いや、柚希さんに話があると言うか・・・」
「俺に話?」
溺れた弟の稜真を周囲に告げようと全速力で走り、発作を起こして亡くなった彩名。
俺は彩名が亡くなったのはずっと稜真のせいだと。
彼を恨んで生きて来た・・・
だから、彼と顔を突き合わせれば、出て来る言葉は嫌味や冷たい言葉ばかり。
そんな稜真が彩名に似た奈那子さんと結婚した。
「ちょっと待っててね。弥英子ちゃん。俺は二人で外で話をして来る」
「うん」
俺は稜真と廊下に出た。
「柾貴と奈那子さんは?」
「先に外に出たと思う」
「そっか。話って何?」
「ありがとう。柚希さん。弥英子ちゃんの命を救ってくれて」
「礼が言いたかっただけか?」
「それも一理あるけど、眞彩ちゃんと入籍したんだろ?おめでとうございます。柚希さん」