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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第3章 思わぬ相手―眞彩side-
カフェを出ると腰を抱いて来た。
「柚希、私…今度の日曜日…お見合いするの」
私は話す話題がなく、何気に見合いのコトを柚希に話した。
「見合い?ふうん、そっか」
柚希は適当に相槌を打つだけで、表情からは何も汲み取れない。何とも思っていないかもしれない。
私が誰と見合いしようと彼は無関心なのだ。そう思うとカラダだけの関係は実に虚しい。
「どうした?」
足を止める私に合わせ、柚希も足を止める。
「本当は見合いなんてしたくないの。お爺様の命令で仕方がなく・・・」
私は言葉を紡ぎながら声を小さくしていく。
最後は語尾を濁してしまった。
私は柚希に何を言わせたいんだろう・・・
「桐生会長の命令なら仕方がないな・・・」
柚希は冷たく言い放って、腰に回した手を離した。
「柚希、私…今度の日曜日…お見合いするの」
私は話す話題がなく、何気に見合いのコトを柚希に話した。
「見合い?ふうん、そっか」
柚希は適当に相槌を打つだけで、表情からは何も汲み取れない。何とも思っていないかもしれない。
私が誰と見合いしようと彼は無関心なのだ。そう思うとカラダだけの関係は実に虚しい。
「どうした?」
足を止める私に合わせ、柚希も足を止める。
「本当は見合いなんてしたくないの。お爺様の命令で仕方がなく・・・」
私は言葉を紡ぎながら声を小さくしていく。
最後は語尾を濁してしまった。
私は柚希に何を言わせたいんだろう・・・
「桐生会長の命令なら仕方がないな・・・」
柚希は冷たく言い放って、腰に回した手を離した。