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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第16章 結婚式前夜ー眞彩side-
「俺が医者を志ざしたのは、彩名の病と死が影響している。
でも、俺は唯の医者になりたくなかった・・・」
「だから、防衛大医学部に進学したの?」
「そうだよ。
高校時代に学校の講演会に来たのが、陸自の医官の人で、彼はイラクのサマワの病院に赴いて、医者たちに日本の最先端の医療技術を伝授したらしい。
俺は彩名と同じ心臓病で苦しむ人たちも救いたいと同時に、医療後進国の人たちの命も救いたちと壮大な夢を見て、医官になろうと思ったんだ」
柚希が私に夢を語った。
「でも・・・爺ちゃんは猛反対した。まぁ、当然だと言えば、当然。
俺は相馬家本家の後継者だからね」
「・・・医官にはなれなかった。だから、『MSF』の医師として・・・」
「・・・もしものコトがあれば・・・眞彩を一人残すコトになるし」
私だって柚希を失いたくない。
きっと、行かないでと祐早斗様のように反対する。
「・・・俺は渚医局長のように、気軽には行けないと思う」
「柚・・・希」
「でも、一度は行きたい。
その時は、何も言わず、見送ってくれないか?眞彩」
「柚希・・・私・・・」
「・・・明日は二人の晴れやかな門出だと言うのに、困らせるようなコト言って、ゴメン・・・眞彩」
でも、俺は唯の医者になりたくなかった・・・」
「だから、防衛大医学部に進学したの?」
「そうだよ。
高校時代に学校の講演会に来たのが、陸自の医官の人で、彼はイラクのサマワの病院に赴いて、医者たちに日本の最先端の医療技術を伝授したらしい。
俺は彩名と同じ心臓病で苦しむ人たちも救いたいと同時に、医療後進国の人たちの命も救いたちと壮大な夢を見て、医官になろうと思ったんだ」
柚希が私に夢を語った。
「でも・・・爺ちゃんは猛反対した。まぁ、当然だと言えば、当然。
俺は相馬家本家の後継者だからね」
「・・・医官にはなれなかった。だから、『MSF』の医師として・・・」
「・・・もしものコトがあれば・・・眞彩を一人残すコトになるし」
私だって柚希を失いたくない。
きっと、行かないでと祐早斗様のように反対する。
「・・・俺は渚医局長のように、気軽には行けないと思う」
「柚・・・希」
「でも、一度は行きたい。
その時は、何も言わず、見送ってくれないか?眞彩」
「柚希・・・私・・・」
「・・・明日は二人の晴れやかな門出だと言うのに、困らせるようなコト言って、ゴメン・・・眞彩」