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第18章 ガータートスー眞彩side－

渚医局長のスピーチ。
看護師さんたちのお祝いの唄。

お兄様のスピーチには感動して泣いてしまった。

そして、披露宴はブーケトスとガータートスに突入した。

私のブーケは大学時代の友人・里香が受け取った。

「ありがとう！！眞彩」

「里香・・・」

「後でさ。小早川さんに私のコト、紹介してね・・・眞彩」

「え、あ・・・」

里香は司会を務める晃祐さんにひと目惚れしたらしい。

「では、続きまして・・・ガータートスに移ります・・・」

「！！？」

柚希はやる気満々で、椅子を持って現れた。

「ほらほら、眞彩座って・・・」

柚希は私の肩を掴んで、強引に椅子に座らせる。

ガータートスはヨーロッパでは馴染みあるけど、日本ではブーケトスに比べ、認知度は低い。

「何が始まるんだ！？」と
皆は首を傾げながら私と柚希に注目した。

晃祐さんに急かされ、披露宴会場に居る独身男性が集められた・・・
その数4人。

従弟の諏訪部湊(ｽﾜﾍﾞﾐﾅﾄ)と夏目蒼斗(ﾅﾂﾒｱｵﾄ）
紡さんに柾貴さん、プラス晃祐さん？


「ドレス捲ってくれ」

「えっ！？恥ずかしいって・・・」

私の背中には羞恥の汗が滲む。

柚希は堰を切らして、跪くと私の左足を掴んで、ドレスをたくし上げた。