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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第20章 二人のカラダ
相馬邸に戻ると、柚希は明日からの出張の準備を始めた。
柚希は高木院長の『清友会』系列の秋田の病院に赴き、オペの助手を務めるコトになった。
「これ、着替え」
私はクローゼットから出した着替えを柚希に渡した。
「・・・気分悪くないのか?」
「まだ、大丈夫よ」
妊娠と分かったものの、悪阻とか妊娠特有の症状は現れていなかった。
「柚希をオペの助手として、同行させるなんて・・・院長に期待されているのね」
「・・・高木院長も俺の専門医認定の為に、色々と根回してくれて、感謝するよ」
「柚希」
「俺・・・小児心臓外科医としては、キャリアやオペの経験足りないから・・・・・・特に乳幼児ともなると、全く足りない・・・」
「・・・赤ちゃんが先天性心疾患だと、パパやママも大変ね・・・」
「赤ちゃんの心臓手術は、手先の細やかさが最も要求される。
大変な手術。
高木院長は、そんな赤ちゃんのたくさんの命を救ってきた。実は今度の手術のクランケも生後間もない、赤ちゃんなんだ・・・」
「・・・」
「高木院長の指導の元、手術のシミュレーションは3回ほど、重ねて特訓を受けた。俺は助手だけど、気は抜けない・・・」
「柚希・・・」
「・・・俺の今の目標は高木院長だ。まぁ、2週間ほどで、帰って来るから…それまで一人させるけど、ゴメン・・・眞彩」
柚希は私を軽く抱き締めた。
「私はもう一人じゃないわよ・・・柚希」
「そうだったな・・・眞彩の中には俺と眞彩の赤ちゃんが居たんだ・・・」
柚希は高木院長の『清友会』系列の秋田の病院に赴き、オペの助手を務めるコトになった。
「これ、着替え」
私はクローゼットから出した着替えを柚希に渡した。
「・・・気分悪くないのか?」
「まだ、大丈夫よ」
妊娠と分かったものの、悪阻とか妊娠特有の症状は現れていなかった。
「柚希をオペの助手として、同行させるなんて・・・院長に期待されているのね」
「・・・高木院長も俺の専門医認定の為に、色々と根回してくれて、感謝するよ」
「柚希」
「俺・・・小児心臓外科医としては、キャリアやオペの経験足りないから・・・・・・特に乳幼児ともなると、全く足りない・・・」
「・・・赤ちゃんが先天性心疾患だと、パパやママも大変ね・・・」
「赤ちゃんの心臓手術は、手先の細やかさが最も要求される。
大変な手術。
高木院長は、そんな赤ちゃんのたくさんの命を救ってきた。実は今度の手術のクランケも生後間もない、赤ちゃんなんだ・・・」
「・・・」
「高木院長の指導の元、手術のシミュレーションは3回ほど、重ねて特訓を受けた。俺は助手だけど、気は抜けない・・・」
「柚希・・・」
「・・・俺の今の目標は高木院長だ。まぁ、2週間ほどで、帰って来るから…それまで一人させるけど、ゴメン・・・眞彩」
柚希は私を軽く抱き締めた。
「私はもう一人じゃないわよ・・・柚希」
「そうだったな・・・眞彩の中には俺と眞彩の赤ちゃんが居たんだ・・・」