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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第22章 初恋の想い出
「何してるんだ??眞彩ちゃん」

柚希は血相を変えて、私の火傷した手を花火用の汲んであったバケツに突っ込んだ。

「だって・・・」

「早く手当てをしよう」

柚希は花火用の後片付けを後回しにして、両親達がダイニングルームに戻った。

「桐生社長、眞彩ちゃんが花火で火傷をしました・・・」

「火傷?それは大変・・・」

お母様が慌てて救急箱を持って来た。



「大丈夫?眞彩ちゃん」


「うん」

柚希が申し訳なさそうに私の火傷の処置をしてくれた。

「俺が付いていながら・・・」

「いいの。火の玉は地面に落ちなかったから・・・きっと柚希さんの願いは叶うよ」

「眞彩ちゃんは俺の願いを叶える為にあんな無茶なコトをしたの?」

「うん」

「何で?」

「だって・・・柚希さんの表情とっても辛そうだったから・・・」

「・・・」
柚希は黙ってしまった。

「ありがとう・・・眞彩ちゃん」

「礼なんていいわよ・・・」

これがきっかけで、私の初恋が始まった・・・







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