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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第22章 初恋の想い出
「柚希さんの願いゴトって何ですか?」
「ん、あ…早く忘れたいんだ・・・」
「忘れたい?もしかして、濱部彩名さんのコトですか?」
「そう・・・いつまでも・・・初恋を引きずるのも…何だかね・・・」
柚希さんの悩まし気な顔。
ーーーー柚希さんは辛いんだ。
早く彩名さん以外の人をスキになりたいと思っているんだ。
柚希さんは最後の一本に火を点した。
「眞彩ちゃんが持つ?」
「ううん、柚希さんが持ってください」
私はジッと線香花火を見つめ、柚希さんの願いゴトが叶うのを祈った。
でも、後少しの所で無情にも花火の玉は落ちた。
私はその火の玉が地面に落ちるのを、阻止しようと手を伸ばした。
「あちっ!?」
掌の皮膚に焼けるような感覚が走る。
「ん、あ…早く忘れたいんだ・・・」
「忘れたい?もしかして、濱部彩名さんのコトですか?」
「そう・・・いつまでも・・・初恋を引きずるのも…何だかね・・・」
柚希さんの悩まし気な顔。
ーーーー柚希さんは辛いんだ。
早く彩名さん以外の人をスキになりたいと思っているんだ。
柚希さんは最後の一本に火を点した。
「眞彩ちゃんが持つ?」
「ううん、柚希さんが持ってください」
私はジッと線香花火を見つめ、柚希さんの願いゴトが叶うのを祈った。
でも、後少しの所で無情にも花火の玉は落ちた。
私はその火の玉が地面に落ちるのを、阻止しようと手を伸ばした。
「あちっ!?」
掌の皮膚に焼けるような感覚が走る。