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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第4章 見合い相手は御曹司
紡さんの防衛隊の制服はホテルのロビーで目立った。
すれ違う人達が皆振り返り、スマホで撮る人も居た。
観光でホテルに宿泊している外人たちに遭遇。皆が感嘆の声を出した。
スラッとした長身に精悍な顔立ちのイケメンの紡さん。
彼の容姿、人を惹きつける強い引力のオーラ、すべてにおいて周囲の人達を圧倒していた。
紡さんは私の見合い相手。光栄に思うけど、私の相手は柚希しか考えられなかった。
「柚希とは付き合ってるの?」
「いえ、別に・・・私は柚希さんの父親の秘書をしていますから…顔を合わせる機会が多いだけです」
「・・・柚希がいつまでも眞彩ちゃんのコト見ているよ」
「えっ?」
私は足を止めて、後ろを振り返った。すると柚希と目が合った。
柚希の瞳からは胸中は読めない。でも、私と紡さんの見合いに関心はあるようだ。
柚希は私の視線に気づき、ハッとした顔をする。その表情を隠すかのように踵を返して出口に向かって行ってしまった。
すれ違う人達が皆振り返り、スマホで撮る人も居た。
観光でホテルに宿泊している外人たちに遭遇。皆が感嘆の声を出した。
スラッとした長身に精悍な顔立ちのイケメンの紡さん。
彼の容姿、人を惹きつける強い引力のオーラ、すべてにおいて周囲の人達を圧倒していた。
紡さんは私の見合い相手。光栄に思うけど、私の相手は柚希しか考えられなかった。
「柚希とは付き合ってるの?」
「いえ、別に・・・私は柚希さんの父親の秘書をしていますから…顔を合わせる機会が多いだけです」
「・・・柚希がいつまでも眞彩ちゃんのコト見ているよ」
「えっ?」
私は足を止めて、後ろを振り返った。すると柚希と目が合った。
柚希の瞳からは胸中は読めない。でも、私と紡さんの見合いに関心はあるようだ。
柚希は私の視線に気づき、ハッとした顔をする。その表情を隠すかのように踵を返して出口に向かって行ってしまった。