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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第5章 突然のプロポーズ
父さんや母さん、爺ちゃん、桐生様にバレるのも時間の問題。
「俺は怖いんですよ」
「…愛する人を失うコトがか?」
「はい・・・」
「俺は愛する人を悲しませたくないから・・・結婚しない。父上や母上には悪いけど。これだけは譲れない」
「紡・・・さん」
「俺は最新型のステルス戦闘機に乗るエースパイロット。此度、戦争が始まれば最前線に送られる」
俺だって爺ちゃんの邪魔さえなければ、紡さんと同じ立場だった。
「俺は医官になりたかった。
伊集院元総理は紡さんの突き進む道に何も言わない。でも、俺の所は・・・」
「父上は半分自分の責任だと思っている。
俺は俺の行きたい道を行っているだけなのに・・・」
「・・・」
「愛する人を失いたくないと言ったからって・・・自分に惚れてる女をセフレにするのはルール違反だ。お前だって眞彩ちゃんのコト気になってるんだろ?」
「それは・・・」
「ともかく、お前はキチンと眞彩ちゃんとプロポーズするんだ。柚希」
俺は紡さんの気圧に押され、反射的に頷いてしまった。
「よし」紡さんは俺の反応を見て胸を撫で下ろした。
「俺は怖いんですよ」
「…愛する人を失うコトがか?」
「はい・・・」
「俺は愛する人を悲しませたくないから・・・結婚しない。父上や母上には悪いけど。これだけは譲れない」
「紡・・・さん」
「俺は最新型のステルス戦闘機に乗るエースパイロット。此度、戦争が始まれば最前線に送られる」
俺だって爺ちゃんの邪魔さえなければ、紡さんと同じ立場だった。
「俺は医官になりたかった。
伊集院元総理は紡さんの突き進む道に何も言わない。でも、俺の所は・・・」
「父上は半分自分の責任だと思っている。
俺は俺の行きたい道を行っているだけなのに・・・」
「・・・」
「愛する人を失いたくないと言ったからって・・・自分に惚れてる女をセフレにするのはルール違反だ。お前だって眞彩ちゃんのコト気になってるんだろ?」
「それは・・・」
「ともかく、お前はキチンと眞彩ちゃんとプロポーズするんだ。柚希」
俺は紡さんの気圧に押され、反射的に頷いてしまった。
「よし」紡さんは俺の反応を見て胸を撫で下ろした。