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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第6章 桐生家の面々ー眞彩side-
「入るぞ。眞彩」
コンコンとドアをノックして父と二人で話をしていた兄が入って来た。
「眞彩お前に訊きたいコトあるんだけど・・・」
私と柚希の仲を知っていた兄が紡さんに相談してあんな猿芝居をやってくれた。
父や祖父は大喜びしているけど・・・バレたらショックも大きいだろうなぁー。
「お兄様の訊きたいコトは分かってます。お兄様ですよね。紡さんに私と柚希のコトを話したのは・・・」
「そうだよ。で、まさか・・・紡さんと結婚前提に付き合うなんて・・・」
「それは紡さんの猿芝居で・・・柚希の本心を探る為に・・・」
「で、柚希の本心は探れたのか?」
「うん、私達、結婚します」
「紡さんと?」
「違います。柚希とです!!」
「じゃ柚希が俺の義理の弟になるのか…まぁ、紡さんよりは気を遣わないか・・・」
兄はそう言うと日葵の座るソファの隣に腰を下ろした。
「でも、もっと違うやり方あっただろ?親父と爺ちゃんは伊集院家の親戚になったつもりで居るぞ」
「二人して気が早いって・・・」
「仲人も既に人選中だ・・・」
「ええ~っ!?」
花婿の紡さんと花嫁の私を放って外野だけで話を進めないで欲しい。
柚希に早く言わなきゃ~私は慌てて柚希に『LINE』でメッセージを送る。
コンコンとドアをノックして父と二人で話をしていた兄が入って来た。
「眞彩お前に訊きたいコトあるんだけど・・・」
私と柚希の仲を知っていた兄が紡さんに相談してあんな猿芝居をやってくれた。
父や祖父は大喜びしているけど・・・バレたらショックも大きいだろうなぁー。
「お兄様の訊きたいコトは分かってます。お兄様ですよね。紡さんに私と柚希のコトを話したのは・・・」
「そうだよ。で、まさか・・・紡さんと結婚前提に付き合うなんて・・・」
「それは紡さんの猿芝居で・・・柚希の本心を探る為に・・・」
「で、柚希の本心は探れたのか?」
「うん、私達、結婚します」
「紡さんと?」
「違います。柚希とです!!」
「じゃ柚希が俺の義理の弟になるのか…まぁ、紡さんよりは気を遣わないか・・・」
兄はそう言うと日葵の座るソファの隣に腰を下ろした。
「でも、もっと違うやり方あっただろ?親父と爺ちゃんは伊集院家の親戚になったつもりで居るぞ」
「二人して気が早いって・・・」
「仲人も既に人選中だ・・・」
「ええ~っ!?」
花婿の紡さんと花嫁の私を放って外野だけで話を進めないで欲しい。
柚希に早く言わなきゃ~私は慌てて柚希に『LINE』でメッセージを送る。