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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第6章 桐生家の面々ー眞彩side-
祝賀会を終え、私は自室に日葵と葵ちゃんを招き入れる。
日葵はお兄様の通っていた横浜のセレブ校・明和学園高等部の先輩と後輩の関係。
傲岸不遜の生徒会長だったお兄様を人前で平手打ちして一目惚れされたのがきっかけで・・・
それから4年間、お兄様は日葵を想い、彼女の父親の会社『金森薬品』が倒産しかけているコトを知った。
日葵の父親の会社を救う代わりに彼女を嫁にした。
桐生家のプラスにならない結婚をしたもんだから、お爺様は二人の結婚に反対したけど、今では葵ちゃんの可愛さにメロメロ。
「葵も1歳半になるし、そろそろ次の子供を考えないといけない時期に来て・・・何だか憂鬱で」
「次は絶対に男の子だもんね・・・」
「行きつけの産婦人科の先生に産み分けを相談しようかと思ってます」
「大変だね・・・」
柚希と結婚すれば、私も悩まなければいけない悩みかも。
そう思うと、日葵に同情心が湧く。
「紡さんと結婚したら、眞彩も同じ悩み抱えるかもしれないわね」
「え、あ…うん。実はわね。日葵・・・」
私は日葵にだけこそっと柚希のコトを話した。
「えっ!?眞彩の結婚相手は紡さんではなく、柚希さんなの?」
「うん」
日葵はお兄様の通っていた横浜のセレブ校・明和学園高等部の先輩と後輩の関係。
傲岸不遜の生徒会長だったお兄様を人前で平手打ちして一目惚れされたのがきっかけで・・・
それから4年間、お兄様は日葵を想い、彼女の父親の会社『金森薬品』が倒産しかけているコトを知った。
日葵の父親の会社を救う代わりに彼女を嫁にした。
桐生家のプラスにならない結婚をしたもんだから、お爺様は二人の結婚に反対したけど、今では葵ちゃんの可愛さにメロメロ。
「葵も1歳半になるし、そろそろ次の子供を考えないといけない時期に来て・・・何だか憂鬱で」
「次は絶対に男の子だもんね・・・」
「行きつけの産婦人科の先生に産み分けを相談しようかと思ってます」
「大変だね・・・」
柚希と結婚すれば、私も悩まなければいけない悩みかも。
そう思うと、日葵に同情心が湧く。
「紡さんと結婚したら、眞彩も同じ悩み抱えるかもしれないわね」
「え、あ…うん。実はわね。日葵・・・」
私は日葵にだけこそっと柚希のコトを話した。
「えっ!?眞彩の結婚相手は紡さんではなく、柚希さんなの?」
「うん」