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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第1章 セックスフレンド-眞彩side-
私達の関係は誰も知らない。ふたりだけの秘密。
柚希が御曹司のように私…桐生眞彩(キリュウマヤ)も令嬢。
父は大手ゼネコン『桐生建設』社長・桐生岳(キリュウガク)
桐生家は大正時代・利根川水系周辺地域に広大な土地を持つ大地主だった。
当時、『新華族』と呼ばれた一族・神宮寺家が帝都の生活水準の向上の為にダム建設を予定した。桐生家はその広大な土地を明け渡し、同時にダム建設に貢献した。
そして、『桐生建設』の前衛・『桐生建造』を設立。第二次大戦後は国の復興と高度経済成長に伴い、国の事業を多く手掛けて、大手ゼネコンとして成長していった。
御曹司と令嬢の私達・・・
二人の仲を秘密しているのは、
お互いに傷を残さないが為の策だった。
私はタクシーに乗り込み、白金の邸宅に向かう。
「お帰りなさいませ。お嬢様」
私を出迎えてくれたのは使用人の岩根さん。
岩根さんには赤ちゃんの時からお世話になっていた。
「結婚適齢期の女が朝帰りとは頂けないな」
父は眉を歪めて私を出迎えた。
「別に…朝まで友達と飲んでいただけよ」
「友達ね・・・その友達は俺の知っている者か??」
「多分、知らないと思います」
柚希が御曹司のように私…桐生眞彩(キリュウマヤ)も令嬢。
父は大手ゼネコン『桐生建設』社長・桐生岳(キリュウガク)
桐生家は大正時代・利根川水系周辺地域に広大な土地を持つ大地主だった。
当時、『新華族』と呼ばれた一族・神宮寺家が帝都の生活水準の向上の為にダム建設を予定した。桐生家はその広大な土地を明け渡し、同時にダム建設に貢献した。
そして、『桐生建設』の前衛・『桐生建造』を設立。第二次大戦後は国の復興と高度経済成長に伴い、国の事業を多く手掛けて、大手ゼネコンとして成長していった。
御曹司と令嬢の私達・・・
二人の仲を秘密しているのは、
お互いに傷を残さないが為の策だった。
私はタクシーに乗り込み、白金の邸宅に向かう。
「お帰りなさいませ。お嬢様」
私を出迎えてくれたのは使用人の岩根さん。
岩根さんには赤ちゃんの時からお世話になっていた。
「結婚適齢期の女が朝帰りとは頂けないな」
父は眉を歪めて私を出迎えた。
「別に…朝まで友達と飲んでいただけよ」
「友達ね・・・その友達は俺の知っている者か??」
「多分、知らないと思います」