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再会という名のBAR
第4章 驚きの再会相手は・・
2人の声はきっちりハーモニーを奏で、そして顔の動きも
まるでペアダンスのごとく、きれいにそろって潤平にむけられた。

「ちょ、ちょっと待って!潤平さんと私達って・・
 これ再会だって言うの?え?いつ?
 いつ潤平さんと、どこ出会った事があるの?」

瞳は口がもたついた。
伊知子はえっ?えっ?と繰り返しながら頭を抱える。

どこで・・
どこでこの男と、水元潤平と交わっていたというのだ?
まったく思い浮かばず思い出せず、2人は天井を仰いだまま唸り続けた。

「二回目の降参?」

潤平の勝ち誇ったような声に、2人の女は肩を落とし、
一気に歳をとってしまったかのような丸い背中でうなだれた。

「完敗です・・お願い、教えて」

すがるような目の伊知子と瞳に、潤平は大きく頷き
エヘンと咳払いをしてから話し出した。

「僕・・さくら通りにあったディスコ、(ワンダーランド)の黒服、ジュンですよ」

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